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王であるキリストの大祝日                    


 王であるキリストの大祝日は1925年に教皇ピオ11世によって定められた祭日でかつては10月最後の日曜日に祝われていたが現在では年間最後の主日に祝われている。



イエズスの聖心に人類を献げ奉る祈り


 人類のあがない主にましますいとも甘美なるイエズスよ、うやうやしく主の祭壇のもとにひれ伏し奉るわれらを顧み給え。われらは主のものなり。また主のものたらんと欲す。されどもなお固く主と一致するを得んため、いまおのおの進んで、至聖なる聖心に身を献げ奉る。人々のうちにはいまだ主を知らざるもの多く、また主の御戒めを軽んじて主を棄て奉りしもの多し。いとも慈悲深きイエズスよ、これらの者を皆あわれみ給いて、ことごとく主の聖心に引き寄せ給え。主よ、こいねがわくは、かつて主を遠ざかりしことなき信者に王たるのみならず、主を離れ奉りたる者にも王たり給え。かれらをして困苦と飢餓とに滅ぶるを免れしめんために、早く父の家に帰らしめ給え。異説に迷わされしもの、あるいは不和のために主を離れしものにも王たり給え。かれをして、真理の港と信仰の一致とに帰らしめ、やがて一人の牧者、一つの群れとなるを得しめ給え。回教及びその他異教の暗にさまよえるすべての人々にも、王たり給え。御国の光へかれらを導くことを拒み給わざれ。なおまた久しき間、主の選民たりし者の末をも、あわれみの御眼もてみそなわし、かつてかれらが、おのれにかかれかしの祈りし主の御血を、願わくは救霊と生命との慈雨として、今もかれらの上に下し給わんことを。主よ、主の公教会には無事と安全なる自由とを賜い、万民には秩序ある平安を賜いて、地の両極の間に、一つの声のなり渡るを得しめ給え。すなわちわれらに救かりを与え給う天主なる聖心の讃美せられ、世々に栄えと尊崇とあらせ給えかし。アーメン。